退去・精算の手帖

退去費用は、居住年数だけで負担を決めない

まず、ここだけ

居住年数は確認材料の一つですが、年数だけで負担を確定しません。部位ごとに通常使用・経年変化か、原因、契約・特約、施工範囲を照合します。

例外:特約や個別の損傷、既存損傷、施工範囲によって扱いが変わります。

いつ確認する?
請求・立会い・清掃の前後に、合意や支払いを急ぐ前
誰に当てはまる?
賃貸住宅の退去費用や室内状態を確認したい人
判断の軸
『何年住んだら払わない』という単一の答えではなく、部位と事実関係を確認します。

居住年数と、材料の経過年数を分ける

壁紙・設備
入居日だけでなく、いつ設置・交換した物かを資料で確認します。材料や設備ごとに経過年数の扱いが異なります。
床の補修
床材の種類、部分補修か全面張替えか、損傷箇所との対応を先に確認します。壁紙と同じ扱いとは限りません。
清掃などの作業費
材料の残存価値と同じ考えで一括計算せず、契約上の項目と実際の作業範囲を確認します。

「6年住んだので全部ゼロ」とは判断できません。居住年数を入れるツールも、法定の支払額は計算しません。

国土交通省の根拠を確認 ↗

確認:2026-09-03 / 民間賃貸住宅の退去時に、原状回復の確認をする人

手続き前の確認

請求・立会い・清掃の前後に、合意や支払いを急ぐ前 / 賃貸住宅の退去費用や室内状態を確認したい人

確認の単位
年数ではなく、部位・状態・原因・範囲を一組で確認します。
判断材料
契約・特約、入居時と退去時の記録、精算明細を使います。
避けること
6年・10年などの数字だけを根拠に、請求の正否を決めません。
次にすること
明細の各部位に、状態記録と契約の根拠を対応させます。

進める順番

  1. 01請求を部位ごとに分ける
  2. 02通常使用・経年変化と、損傷の可能性を整理する
  3. 03年数・特約・施工範囲を資料で照合する

自分の場合

部位・原因・範囲を分けて確認できますか?

迷ったとき

長く住んでいて記録が少ない

写真がない場合も、契約書、入居時の記録、やり取り、明細など確認できる資料を部位ごとに整理します。

原状回復で通常使用、損傷、経過年数、特約を順に確認する判断図

図を読み込んでいます…

小さい文字は、拡大表示で確認できます。

図を拡大して読む

左右・上下にスクロールして読めます。

負担の扱いは、契約内容と写真、精算明細を合わせて確認します。

スマホで読む確認ポイント

  1. 01状態:どの部位に、どの範囲の変化があるかを記録する。
  2. 02原因:通常使用や経年変化か、損傷かを確認する。
  3. 03経過年数:使用状況と合わせて確認する。
  4. 04契約・特約:個別の取り決めを確認する。
  5. 05写真・記録:入居時と退去時の状態を照合する。
  6. 06明細・相談:部位ごとの請求根拠をそろえて確認する。
図の内容を文字で読む
  • 状態:どの部位に、どの範囲の変化があるかを記録する。
  • 原因:通常使用や経年変化か、損傷かを確認する。
  • 経過年数:使用状況と合わせて確認する。
  • 契約・特約:個別の取り決めを確認する。
  • 写真・記録:入居時と退去時の状態を照合する。
  • 明細・相談:部位ごとの請求根拠をそろえて確認する。

この図だけでは確定できないこと:この図だけで費用負担を確定しない

次の準備へ

金額や負担を確定せず、確認に必要な材料を整理します。

原状回復の材料を整理する →

出典と確認範囲

確認資料 1件

公的な制度説明、民間の調査、当サイトの整理方法を区別しています。HikkoshiNote は行政機関や手続きの受付窓口ではありません。個別の条件は、出典先と契約先で確認してください。

  • 公的な確認先 / 国土交通省

    入居時の新品状態へ一律に戻すという意味ではありません。契約、写真、精算明細を部位ごとに確認します。

    確認日:2026-09-03 / 対象:民間賃貸住宅の退去時に、原状回復の確認をする人

    適用・版の詳細

    編集確認版 2026-09-03
    一次情報に施行・開始日の明示なし/継続中(一次情報に終了日の明示なし)

編集:HikkoshiNote 編集部 編集方針・情報の訂正